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初心者のカメラ選びのポイント 妥協が必要

カメラについてはこれまで半世紀に渡り、いろんな機種を使ってきました。趣味としてですが、長年どういう視点から選んできたかを書いてみたいと思います。

今後どんなカメラを選ぼうかという方への助言の一部になれば幸いです。

結論を言ってしまうと、どこかで妥協が必要なのだ、ということです。

目次

迷うのが当たり前

これまでカメラを持った経験があれば次に買いたいカメラは思い浮かんでくると思いますが、初めてカメラを選んで買う、これからカメラを買おうとしているけど何を選んだら良いのか、迷うのは当然かと思います。

車であれば大きさや用途、予算、デザインで決めているのですが、このカメラというもの、予算やデザインだけで決めると失敗します。

あるカメラについて、ネット情報を眺めていると、いろんなレビューや意見があります。それを鵜呑みにしてもこれまたある意味間違いなのです。そのカメラがいいと思っているユーザーは良い評価をしますし、イマイチだなと感じるユーザーはあまり良い評価をしません。

私もこれまで買い換えているのも、その時持っているカメラが使い方によってはベストでないことでもわかります。使用目的によっては変わってきます。

選ぶ要素

選ぶ主なポイントは以下があります。これ以外はキリがないのですが、ある程度決まってから更に考えると見えてきます。

大きさと重さ

車に積んで行き、三脚にデンと据えて撮影するのであれば関係ありません。しかし手で持って被写体を探したり登山での撮影、街角スナップなど小さく軽いほどベストです。

何故大きく重たくなるのかは機能が多いのと頑丈な造りであることがほとんどです。

センサーサイズ

スマホのような5mm角程度のセンサーから、フルサイズと呼ばれるものまで、更に中判クラスのものも存在します。

ご存知のようにサイズが大きくなると画質としては良い方向になります。

大きいとそれを保持するカメラやレンズ自体も大きくなります。

レンズ交換できるか

レンズ交換ができないと、そのカメラについているレンズでしか撮影できません。望遠が欲しい、広角が欲しいと言っても無理、どうしようもありません。

レンズは固定焦点かズームかの違いはありますが、買ったそのままで撮影することになります。

これに対してレンズ交換できるカメラは必要があれば希望のレンズに付け替えできます。

防塵防水性

屋外での撮影では電子機器にとって害となるものがいくつかあります。霧、雨、砂、埃などですが、そういう場面で使う可能性があれば考える必要があります。

自分は晴れた日にしか使わないよと言う方でも時には滝、夜間の撮影などでは湿気が多いです。暫くして内部に悪影響が出るケースもあります。

デザイン

上記の通りに選んでも、そのカメラのデザインが好きでないとシックリきません。そのうち飽きるというか嫌になってきます。

ほとんどは性能的に気に入ったツールは好きになるし、逆にそんな物はカッコいいはずです。

しかし車でも同じように、長年乗っていてもなんか気に入らないなあ、と思う車種もあると思います。

具体例で選択してみる

いくつか選ぶポイントをあげてみましたが、言われてもピンとこないでしょう。そこでいくつか例を挙げたいと思います。なお、製品例は型の新旧や価格はあまり考慮してありません。あくまでも性能面から選んであります。

その1

  • 気軽にメモがてら撮影したい
  • 小さいポーチやポケットに入れていつでも持っていたい
  • 画質はスマホ並みでよい
  • タブレットやスマホで見るくらい

割と安価な小さいコンデジが使えそうです。例えばこんなの。

その2

  • その1の延長
  • 画質はできれば良い状態で残したい
  • お気に入りは大伸ばしして部屋に飾りたい
  • 食レポなどでもキレイに撮影したい

高級コンデジがこの要望に応えられそうです。センサーサイズは1型あたりです。

やや高価なものを参考としてあげてみましたが、価格帯は5万から15万くらいです。

その3

  • その1その2の中間レベル
  • 水しぶきや雨天の中でも撮影する
  • 小さい植物なども撮影したい

防水カメラです。寄れるし防水、それにタフです。

その4

  • その2の延長
  • もっとキレイに撮影したい
  • 持っている喜びがあるようなカメラがほしい
  • センサーサイズは大きいほうがいい

この部類になるとかなりマニアックなカメラになります。何社から出ていますが、以下は一例です。センサーサイズは1型からAPS-Cの範囲です。

その5

  • キレイに撮影したい
  • もちろん小さいほうがよい
  • レンズ交換もして広角や望遠も使いたい

ミラーレス一眼のエントリークラスになります。ボディのみで10万円台です。センサーサイズはマイクロフォーサーズからフルサイズの範囲です。

その6

  • 本格的に撮影したい
  • 大伸ばししたい
  • 撮影時に完成がイメージできるようなファインダーがあればいい
  • 細かい設定を楽しみたい
  • 大きさは多少我慢する

ミラーレスでも上級クラスになってきます。センサーサイズはAPS-C以上になります。

妥協が必要

上にいくつか選択のパターンをあげてみました。人により各項目でも違うカメラを推奨することがありそうですが、基本は外してないと思います。

みてわかるように、本格的に撮影しようとすると大きく重くなります。一般的には画質を決めるのはセンサーサイズです。センサーサイズが大きくなるとカメラもレンズも大きくなります。しかし大きくなると今度は機動性携帯性が損なわれます。

小さければいいのかというと今度は操作性が悪くなってきます。アンバランスなカメラは使いにくいということです。例えばあるメーカーのフルサイズはボディが小さいのを売りにしていますが、ネットでの評判をみると小さくて持ちにくいなどの意見があります。また別のコンデジでも機能を詰め込み過ぎたせいで操作性がイマイチだということも聴きます。

もし可能であれば購入したいカメラを数分でいいから手で持ってみたいところです。実際、憧れのカメラを始めて手にしたらイメージと違ったということは大いにあります。それが許容範囲ならいいのですが、違った方向性が好みでないと将来手放す確率が上がりそうです。

あまりこういう性能面やコスパを考えないで購入する方は別として、私みたいな一種のカメラマニアというか撮影もしたいけどカメラ自体も好きと言う凝り性の場合、性能、大きさ、価格のバランスで悩みます。それなら複数台持てばいいという考えもできますが、予算が....。結局どこかで妥協が必要です。


カメラ欲しさに熱くなり、舞い上がって買ってしまうと後悔します。1週間ほど、他に候補はないか、自分にあったのは本当にこのカメラかなと考えてみます。それでもそのカメラなら問題ないかと思います。

それでも失敗することがあるのがこのカメラ沼

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