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GVF ヘッドライトの光軸調整

前置き

今年の8月からヘッドライトについて、車検時の基準がハイビームからロービームに変更となりました。

個人的には歓迎すべきことです。何故かというとハイビームは誰もいない暗闇を照射するのに対し、ロービームは車や人がいる状況で使うため、光軸がずれていると運転しにくいし障害物発見が遅れる、照らされている側は眩しいなど良いことはありません。そういう意味で検査対象がロービームになるのは道理に適っています。

半世紀前からの推移ですが、電球交換型からシールドビーム、ハロゲン型、HID、そして現主流のLEDとなっており、これまで乗ってきた車のヘッドライトが道路を照らす記憶を想い出すとやや懐かしいものがあります。純正のハーネスでは電圧降下があるので容量アップしたアフターマーケット品を取り付けたこと。ハイワッテージのハロゲンバルブに交換したことなど、手を加えたものです。

さて、最近はヘッドライトが眩しく感じるようになったけど、半分は歳のせい、残りはヘッドライトのせいと感じています。光軸が合ってない対向車の眩しさは嫌ですよね。ハイビームかと思いきや実はロービームだったとかあります。

よく聞くのがバルブを純正品からアフターマーケット品に交換した際の光軸ずれ。ハロゲンからLEDなどに交換したら本来は調整が必要なはずなのにそのままなので矢鱈に眩しい。

一部の軽ワゴンのLEDヘッドライト搭載車は割合的になんとなく眩しく感じるのでオートレベラーなどが無く、手動なのかと調べてみたが、最近のは手動は無いよう。であればリセットした時点で状態が通常とは違った車体の傾きだったのかとも想像します。

目次

光軸が下向き過ぎ

この車に乗ってすぐに気付いたのが光軸が下向き過ぎだということです。なぜそう思ったかというと、平坦な道路でどこまで照らしているか、左側の歩行者がどこまで近づいたら足元を照らすのかということです。

まずどこまで照らすのかですが、10mくらい先です。これは近いと感じました。あと左側の人です。レンズカットは左側に斜めにアップしていますが、膝下を照らした距離が10m弱。これは近いと感じます。ということで調整します。

車前方から見て右側はそのまま調整できますが、左側はエアークリーナーダクトがあってそれを外さないと調整できません。前のスナップクリップを2ヵ所外すと簡単にダクトは外れます。

ヘッドライトユニットの後ろにある黄色いのが調整ダイアルです。ダイアルと言っても手では回せません。対角8mmのスパナやラチェットで回します。

どこかに色マジックで印をつけておき、どれだけ回したかを確認できるようにしましょう。

回転方向はエンジンルーム側から見て時計回りで下向き、反時計回りで上向きになります。今回は上向きに調整なので反時計回りです。

数日かけて何度かやった結果、この車では460度くらい反時計回りがちょうど良い光軸でした。

改めて車前方へ行き、眩しさはどうなのかなどを確認しています。

調整してから数ヶ月様子を見ていますが、これでいいと感じます。

季節も晩秋、日の入りが早くなり、各車ヘッドライトを点灯させているのですが、ハイビームかと思うような車とすれ違うことがあります。自分の車もそうなってないかと日頃の整備を行いたいと思います。

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