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インプレッサ WRX STI のジャッキアップポイント

タイヤ交換や整備でやったことがない車のジャッキアップをする際、どこにジャッキをあてるかです。前または後ろを同時に上げるという前提です。車種ごとに違いますので取扱説明書を確認するのが安全ですが、いちいち調べるのは面倒だなと思いますね。

一般にはサイドシルの窪みがあるところですが、かなり昔の話、トヨタクラウンのサイドシルをジャッキアップしたら凹みました。一般車と違ってフレームがあり、ジャッキアップポイントが違うのを知らずにやった作業でした。

ということで、一輪ずつあげるのであればサイドシルの窪みが2個ある中央なのですが、前同時、後ろ同時となると整備工場にある大きなリフト装置がない限りどこか車体中央にジャッキをあてる必要があります。

慣れた方であれば車体下の構造を見ればわかるのですが、そうでない、ほぼ自分の車しかみないような場合、事前に調べたほうが無難です。仮に凹んでもいい場所なら見た目でいいとして、問題は割れたとか変形させると走行に支障があるような箇所です。よくあるのがデフカバー。デフならいいだろうと考えるとこれが種類にもよるけどNGの場合があります。

以下はGVFの場合です。

目次

フロント側

まずはフロント側。低くて写真が撮りずらく、ジャッキアップした状態ので勘弁を。

ジャッキアップポイントは、前から見てアンダーカバーが途切れる奥にあるボルトが2本ある場所です。上の写真ではゴム板を保護のためあてています。

このポイントより前側にはエンジンオイルのドレンボルトがあります。また、いくつかの鉄板が合わさっていますので間違えないと思います。エンジンのオイルパンではないので注意。

なお、この位置はある程度長いジャッキでないと入らないし上げることはできません。スロープを使ってフロントを高くしてから行えば可能です。参考までにジャッキは以下のものを使っています。

リア側

後ろからは普通のジャッキでもそのままアップできると思います。

ジャッキアップポイントはデフカバーです。下の写真で言うと真ん中の黄色矢印です。この時、赤矢印にはかけないよう注意が必要です。

ちょっと見た目、右の黄色矢印はどうなのかと思いましたが、真下からじっくり見たわけでなく、またこれまでのネット情報でもここへの指定は無いようです。デフが無難のようです。

作業時の注意をいくつか

これまで何気にジャッキアップしてきましたが、改めてどうしたら安全に手早く作業できるかをまとめてみたので参考にしてください。

平地で

タイヤ交換を坂で行う方はいないと思いますが、ガレージや車庫が僅かの傾斜が付いている場合がかなりあると思います。なるべく平らな場所で行いたいですが、もし傾斜地で行う時はサイドブレーキや車止めを複数して作業するようにしてください。

車止め

ジャッキアップする際、車にあてる受け皿部分が上げ切ったときに最初と位置がずれることがほとんどです。何故かというと、腕が上がるようなタイプだと上げるにつれだんだんジャッキの支点上に来るからです。そうでないタイプでも車が傾くということはやはり上からみた位置がずれることになります。

私も長年車止めが面倒なのと、仮に若干動いてもいいやという感じで作業してきました。ジャッキには自由に動く四個の車輪もあるし、動けばジャッキポイントの横への力も逃げて余計いいのではと考えました。

ところがあるとき予想外に動き過ぎて危険な場面がありました。それからは車止めなどの予防措置をしています。

安全作業にやり過ぎはないし、何もなかったらそれでいいのです。逆の消極的な考えだと予防措置をせず、何もなかったらラッキーだし手間が省けるという考えもありますが、もし何かあったらどうするのか。後の祭りです。

事前準備

本当は車に馬をかませばいいのですが、私はジャッキだけでタイヤ交換をしています。そんな場合、ジャッキアップしてから下げるまでの時間をなるべく短くしたいので工具やタイヤは周囲に置いておきます。

時間がかかる作業であればスロープや馬が登場するのですが、下に潜らずジャッキだけでタイヤ交換するような場合は準備をしておきましょう。

ジャッキアップダウンはゆっくりと

上げるときはゆっくりします。車の姿勢変化で突然外れるかもしれないし、何か異常な音、例えば割れる、凹むと言ったことがあるかもしれません。

下げるときも同じです。ゆっくりリリースします。急に下げるとジャッキ本体にぶつかるかもしれません。

作業後に

作業終了時には前後左右と下、何か工具がないかも確認です。終わったという解放感、安心感、達成感から忘れてそのまま車を動かすとガリ、ということになります。

勿論使った工具やジャッキはウエスでサッと拭いておきましょう。

車体下側を見る機会があったらとりあえず眺めてみましょう。何かが曲がっている、油漏れやにじみがある、樹脂のリベットが外れてないなど、今は走行には問題ないけどそのうち重大故障や事故、出費に至るようなことがないよう。

何もなければOK、何か見つけたらラッキー的に考えましょう

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