中古車を買ったら整備手帳に過去にどんな修理や部品交換をしたかを確認します。消耗品についてはあまりそういう情報は無いと思いますし、交換すればいいだけのことです。
ラジエーターキャップも毎日開いては閉じるということを繰り返しているのである意味劣化するので何年かに一度は交換する必要があると言えます。中古車で買い、ある程度年月や距離が増えているとこれまで交換したのかどうかすら判らないはずです。そんな意味で今回ラジエーターキャップを交換しようと考えました。
交換しようと思ったのは、峠を走っているとき結構温度が上がったのですが、それがどうなのかということと、ラジエータ上部からクーラントが噴出したような跡があったからです。これが故障かどうか、たまたま別の液体が知らないうちについていたのかが判らないためです。
余談ですが、この車の温度状況?は以下のようになっています。これが正しいのかどうかは別の車やメーカー設計仕様が判らないので今後情報を集めたいと考えます。なお水温はODB2に接続した機器表示を参考にしています。
- コールドスタート後、アイドリングが1,500rpmに下がると水温は約43度くらい
- 空いている平地を普通に走行していると87度くらいで安定
- 停車のままだと95度で電動ファンが動き出し、80度台(上の87度くらい)まで冷却
- 平地を100km/h以下で走行中は87度前後で安定
- 高速を120km/hくらいで走行すると92度前後
- 峠の登りでそれなりに流すと95度まで上昇
- 峠の登りでコーナー連続でスピードが出せず、割とエンジン負荷が多めだと100度前後
- 水温が90度以上のまま、下りで負荷ほぼゼロだと70度後半まで下がる時がある
- 高速道路で数十秒ベタ踏みするとすぐ95度超え
因みに、水温計がパネル内にありますが、その針が示す位置は80度から少なくとも100度までは同じ位置です。逆に考えると、通常運転でいつもの位置から上下しているのはオーバークールかオーバーヒート気味の可能性があります。
昭和の頃の車はもっと表示が上下していたように思えますが、現在のような表示のほうが不安感がなくていいのかなと感じます。
ラジエータキャップは冷却水の経路の一部にあるのは知っていますが、先日どんな型番なのかを調べていると、なんと2個あるらしいのです。本当なのか、自分のもそうなのかと半分疑って更に詳しく調べると本当でした。
ひとつはラジエータ上部のキャップ。これはどんな車でもあると思います。残りはエンジンの左中央上部です。確かにありました。翌朝確認するとあった。
因みに純正品番は以下です。早速発注しました。(備忘録として書き出した)
タンク側 純正品番:45137AE003
ラジエータ側 純正品番:45137FE002
前に見たときはこの2種類のキャップが逆についているのではないかと勘違いしていましたが正常でした。タンク側が108kPa、ラジエーター側が137kPaとあります。
写真をみて判るように、この車種のラジエーターは樹脂のようです。黄土色に変色しているので交換したほうが良さそうですが、もしタンク側が開かなければラジエーターのキャップが逃がすと思われますが、137kPaに耐えられるかどうか。案外、ラジエーターがパンクしそうです。その時はその時で。
部品が届いたので交換です。
まず現在ついている物を外したのですが、外観も内側のパッキンも何となくきれいです。ということはおそらくある程度走った頃に交換しているのかもしれません。なので写真を撮ってもわからないレベルだったので撮りませんでした。
新品は馴染んでないせいか固かったです。相手側の樹脂が割れるかなと思いながら恐る恐る締め付けました。
交換後、暫く走行しましたが正常です。温度を決めているのはサーモスタットなので変化はないはずですが、今度過酷な温度まで一旦上げてみようかなと思っています。一個千円台の部品ですが、交換して一安心です。今度はラジエーター本体が心配です。
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